初めて学会発表する大学生向け!!分かりやすいスライドの作成方法

皆さんこんにちは。伊東智寛です。

この記事では、学会発表のためのスライドの作成方法について解説したいと思います。

研究が進み学会発表することになったが、スライドの作成方法がイマイチよく分からない・・・、という人は多くいらっしゃるのではないでしょうか。

そのような人のために学会発表に向けたスライド作成について順を追って解説いたします。

早速ですが学会用のスライドは以下に示すような流れで作成するのが基本です。

注意
ここでは発表が10分の場合を想定して解説をします。1ページ1分を目安に発表するのが基本です。なので10分の発表ならスライドも10枚程度に抑えましょう
1ページ目
表紙
表紙にはスライドのタイトル・発表者名・共著者名・所属について記載します。
2ページ目
序論
序論には、現在行っている研究の簡単な背景について説明します。
3ページ目
問題提起・研究目的
序論で述べた研究背景を踏まえ、現在の研究分野における問題点をこのページで述べます。この問題点を解決するために○○の研究を行いました、という流れにするのが基本です。
4ページ目
研究方法
問題点を解決するために行った研究の手法についてこのページで詳しく述べます。
5-7ページ目
実験結果
日々の研究で得られた成果をこのページで載せます。
8-9ページ目
考察
何故このような研究結果が得られたかについて、参考文献等を挙げながら説明を行う。
10ページ目
結論
今までの振り返りをします。流れとしては3ページ目で述べた問題提起を記載し、そこから得られた結果を簡潔にまとめます。

それではそれぞれの項目について、私が修論発表会で用いたスライドを例に挙げながら詳しく解説します。

MEMO
“超伝導”と呼ばれる物理現象の発表内容です。この超伝導を全く知らない方でも理解できるようにスライドの作り方を解説しますが、もし少しでも超伝導について気になった方がいたら、以下研究内容をご覧下さい。

1ページ目:表紙

表紙のページではスライドのタイトル・発表者名・共同研究者名・所属(大学名)について記載しましょう。

表紙に関して注意点は、タイトルの文字を最大限に大きくする点です。

タイトルは学会発表では大きな目玉。皆に注目されるように枠一杯使ってタイトルを表示させましょう。

2ページ目:序論

序論では現在行っている研究の簡単な背景を紹介しましょう。

私は”超伝導”という分野の研究を行っているので、超伝導に関する簡単な基礎知識をこのスライドで解説しています。

3ページ目:問題提起・研究目的

次に現在行っている研究の問題提起、そしてその問題を解決するための研究目的を示しましょう。

私が研究を行っている超伝導という分野では、「超伝導線材を作製するために膨大な時間が掛かる」という問題があります(問題提起)

そのために、「作製する時間を大幅に削減する」という目的を掲げて研究を行いました(研究目的)

4ページ目:研究方法

研究目的を述べた後で、研究方法を紹介しましょう。

学会発表においては、5分程の質問タイムがあるのですが、ここの研究方法の説明が曖昧だと、高確率で質問が飛んでくるので抜けが無いようにしっかり記述しましょう。

5 – 7ページ目:実験結果

さていよいよ学会発表での目玉、実験結果の紹介です。

ここでの注意点は1ページ目に情報を詰めすぎないことです(その他全てのページにも言えることですが・・・)。

実験結果を見た聴講者は、分かり易いグラフでも解読するのに少々時間が掛かります。そのような状況で、立て続けに多くのグラフをスライドに散りばめてしまうと、いくら分野の専門家でも着いて来られません。

多くの研究成果を発表したい気持ちは理解できますが、聴講者の理解徹底に努めることが第1優先です。なので、1スライドに実験結果は1つまで、載せるグラフは2つ程度にしましょう(3種類以上グラフを載せると、グラフが小さすぎて聴講者からは見えづらくなります)

8 – 9ページ目:考察

実験結果だけを述べただけでは説得に欠けますよね。なので、何故そのような結果が得られたかを考察することが不可欠です

研究方法と同様に、この考察が曖昧だと高い確率で質問が飛んできます。

最初は難しいかもしれませんが、理論抜けが無いようにある程度武装しておく必要があります。

私のスライドでは研究結果において、超伝導特性が向上した、と述べたのでその理由として微細構造組織を図示して考察いたしました。

10ページ目:結論

発表の最後に結論を述べます。ここはあまり難しく考えずに、今まで発表した内容の振り返りをします。

流れとしては3ページ目で述べた問題提起・研究方法をまず発表し、それにより得られた結果・考察を簡単にまとめる程度でOKです。

以下スライドでは、四角い枠に書かれた文章が問題提起・研究方法であり、その枠の下に得られた結果・考察を記載しております。

最後に・・・

スライド作成の流れは大体お分かりいただけましたでしょうか。

私が今回説明した流れはあくまで一例ですが、周りの研究者の発表を見ても大体このような流れで作成しているかと思います。

もし至らない点がありましたら、以下コメントにて連絡頂けると幸いです。

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